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#6‐1“戸建て志向”だった設計デザイナーが中古マンションを衝動買い!_住宅購入のキッカケ編(リノベる。スタッフの家づくり)

連載企画「リノベる。スタッフの家づくり」では、中古マンション購入+リノベーションのワンストップリノベーションサービス「リノベる。」のスタッフの自邸づくりを紹介します。いつもはお客さまに提案する立場のリノベのプロが、どのように物件探しやリノベーションを行なったのか、ユーザーとしての迷いや悩みなどのリアルボイスと、プロならではのノウハウや工夫をお届けしていきます!

6人目に登場するのは、リノベるで設計デザインを担当する天野慎太郎さん。大阪の都心部で実現した中古マンションリノベーションのコンセプトは「家具で仕切られたワンルーム」という、興味をそそられるもの。長年お客さまに数々の提案をしてきた天野さんならではのアイデアやこだわりをお聞きしました。
(文 村崎恭子)

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・マンション(RC)14階
・面積:92㎡
・築年数:築42年(購入時)
・エリア:大阪市西区
・家族構成:夫婦+長男(9)、次男(6)

自分の好きな家をつくることは、人生のマストだった

天野さんは大学で建築学を専攻後、設計事務所で6年間働いたのち、約11年前にリノベるへ入社。現在は全国を横断して、設計・デザインに関する仕組みづくりや、商品開発、メディア発信など、多岐にわたる業務を担当しています。そんな天野さんが大阪市内に中古マンションを購入し、リノベーションで自邸を作り上げたのは入社7年目の頃でした。

実はその2年前、2人目のお子さんが生まれて4人家族になったのを機に、天野さんの地元奈良県奈良市で、一戸建てを前提に土地や物件探しを始めていたそうです。

「“自分の家を自分で設計する”ことは人生の目標の一つにありました。前職の影響もあり、家を建てることを夢見て土地を探していました。戸建てのリノベも候補には入れていましたが、マンションには目もくれていなかったんです」

賃貸で住んでいたマンション

長年お客さまに提案してきたものを一つの集大成として形にすべく、自身が納得できる住まいをつくることをイメージしながら、戸建て前提で物件探しを進めていきました。

まさかの、中古マンションを衝動買い!

「いいな」と思う戸建て物件に出会っても、築年数が古すぎてローンが組めなかったり、取り壊しを前提とした新築の建売業者に先に購入されてしまったりと、2年間探したもののなかなか見つからずにいたある日、ネットでたまたま見つけたのが、このマンションでした。

「広さ、立地、価格、マンションの特徴も含め、なんかピンときたんです。見つけたその日の夜に妻と子どもを連れて内覧し、その場で買い付けを入れました。ほとんど説明もないまま目の前でサインしたので、妻はかなり困惑してたと思います。とんでもない衝動買いです(笑)」

リノベーション前の内装

マンションの可能性を知っていたから決断できた

戸建て志向だった心を動かしたのは、天野さんの経験値です。この物件の図面を見た時に、頭に描いていた自分の家のイメージで「いけそうやな」と勘が働いたそう。職業柄、中古マンションの可能性を知っている分、2年間探しても見つからない戸建てへの思いと天秤にかけたときに、勝ったのがこの物件でした。

「結局、自分の好きな家を作る方法って、①新築の戸建てを設計、②戸建てのリノベーション、③中古マンションのリノベーション、の三択しかないですよね。今回は、戸建てがなかなか見つからないというハードルに対して、価格や立地が条件に合い、当時の住まいと同じエリアで生活に変化がなく、好きな家をつくれそうなマンションに出会い、うまくいく未来がイメージできたこともあって購入を決意しました。でも戸建てに挑戦したい気持ちもあるので、機会があればやってみたいですね」

天野さんのイメージを叶え、戸建てへの思いを上回ることになったこの物件。具体的にはどんな要素が天野さんのクリエイティブ魂に火をつけたのでしょうか。次回は、物件購入の決め手となったポイントに迫ります。

staff profile

天野慎太郎
社歴11年のベテラン設計デザイナー。大阪オフィスに勤務し、これまでに手掛けたリノベーション物件数は約70件。

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