#5-2 新築建売戸建の売却と中古マンション購入の同時進行!?より家族が仲良くなる家とは?_物件探し編(リノベる。スタッフの家づくり)
連載企画「リノベる。スタッフの家づくり」では、中古マンション購入+リノベーションのワンストップサービス「リノベる。」スタッフの自邸づくりを紹介します。いつもはお客様に提案する立場の「リノベる。」スタッフが登場しますが、今回は番外編。新築建売戸建てからの住み替えで中古マンション購入+リノベーションを選択した、PR・広報の田形さんが登場します。
前回は、コロナ禍に勃発した問題が、住み替えのきっかけになったことを伺いました。今回は、実際に物件探しをどのように進めたかご紹介します。
(文:高橋有紀 写真:古末拓也)
2021年4月にショールームを訪れたことで、前向きに進み出した住み替え計画ですが、心配な点が一つ残っていました。それは、長女の高校受験が控えていたこと。
「住み替え検討時点では中学2年生でしたが、引っ越しをするかしないかで、高校選びが変わってくる可能性がありました。受験を鑑みて中学2年生のうちには引き渡しが完了していたかった。最短でいつリノベーションが完了して引っ越せるのか、ライフスタイルコーディネーターにスケジュールを立ててもらいました」
引き渡しまでの流れは通常、カウンセリング、物件探しから内覧、現地調査、設計、解体、施工と進み、全体で最短6ヶ月かかります。田形家の場合、希望する時期に間に合わせるにはギリギリのスケジュールです。
家づくりのコンセプトは「家族がもっと仲良くなれる家=ケンカのない家」
とはいえ物件が見つからないことには始まりませんし、物件が見つかるかどうかは探し始めてみないとわかりません。いい物件があればリノベーションをする。この時期までに物件が決まらなければ、一旦今回は見送ると決めて、物件探しが始まりました。
物件を探すにあたって、まずは条件を決める必要があります。
「長女は当初から『絶対に子ども部屋に窓が欲しい』と言っていました。リビングにも光が欲しいので、そうなると角部屋が最有力候補。『角部屋』をまずは条件として決めました」
さらに、物件探しと同時に進めたのが、コンセプト作りです。
「引っ越しをするんだったら、ケンカがない家、みんながもっと仲良くなれる家にしたい、と考えました。ケンカというか、どうしても怒ったりしなきゃいけない時があるので、それを解決できるなら引っ越す意味はもっとでてくるよね、って。そのためになんでケンカが起こるのか、家の中を分解して考えていきました」
理想的な物件との出会い
コンセプト作りと並行して、不動産担当からは条件に近い物件をピックアップしてもらいます。
「マイソク(不動産業界で使われるチラシ。物件の概要や間取り図、契約情報などが書かれたもの)を100枚程度リストアップしてもらいました。メリットのある項目にはピンク色、ネガティブな項目にはブルーが塗られていたので、効率的に判断できるよう工夫されていました。それを見ながらこの物件はあり、これはなし、と絞っていきました。1日でこの作業をやったのですが、この過程で、自分たちの中の条件がさらに整理されたように思います」
結果、残ったマイソクは4枚。この4軒を内覧に行きます。
「リノベーションでは全部スケルトンにするので、お部屋の中で私たちが見る必要があるのは3点だけです、と言われました。それが『窓から見える景色』と『光の入り方』『音』です。周辺環境は変わらないから、それをしっかり見てください、って」
幸いにも、4軒中の1軒目で「最高じゃない?」と思える理想的な物件と会うことができました。ベランダが広く、光がたくさん入ります。駅から徒歩3分、広さも102㎡と申し分ありません。
「内覧で、『ここに住むとしたらどう?』という話を子どもたちとする中で、『ここは嫌だ』『ここはいいね』と、子どもたちの気持ちも前向きになっていったような気がします」
リノべる。だからこその安心感
物件の築年数は47年。一般的には築年数にこだわる人も多いと思われますが、田形家の場合はどうだったのでしょうか?
「築年数に対しては、不安は全くなかったんです。選ぶときに、不動産担当が細かく管理状態を見てくれます。これまでの修繕履歴や、積立金が安すぎないか、高すぎないか。将来的な計画の妥当性まで見てくれるので、すごく安心感がありました」
4軒の内覧が終わった後、ファミレスに入り会議をしたところ、1軒目がいいね、と全員の気持ちが一致。その場で申込書を書いたと言います。
購入の手続きを進めるにあたって、それまで住んでいた戸建を売るほうの動きも同時に進める必要がありました。
「住み替えは、売却と購入のスケジュールを調整・管理することが大変と言われますが、売却もリノベる。に手伝ってもらったことで、とてもスムーズでした。売却しお金が入ってくるタイミングと購入でお金が出て行くタイミング、住宅ローンや引き渡しのスケジュールなどをうまく調整してもらいました。振り返ると、もしこれを自力でやっていたら本当に大変だっただろうな…と思います。同時進行で設計がスタートしていたので、当時、家族みんなの頭の中は、”どんな住まいがいいかな?”でいっぱいでした。住まいづくりに集中できたのはまるっとお任せできたからだと感じています。」
次回Vol.3ではいよいよ設計の段階に。完成した田形家のこだわりのポイントをご紹介します。
staff profile
田形 梓
リノベる株式会社 ピープル&カルチャー本部 ブランド戦略部
PR会社を経て、教育、家電等の企業でPRを担当し、2019年にリノベる株式会社へ入社。現在はリノベると合わせてスマートホームを推進するLIVING TECH協会のPRを担当。
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#5_リノベーション編_家族、モノ…それぞれの居場所づくり_「リノベる。スタッフの家づくり」
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