#1‐1 所有すれば自分で設計できるんだ。子ども誕生を機にリノベを決意_物件購入のキッカケ編(リノベる。スタッフの家づくり)
今回スタートする「リノベる。スタッフの家づくり」とは、中古マンション購入+リノベーションのワンストップリノベーションサービス「リノベる。」のスタッフの自邸づくりを紹介する連載企画です。いつもはお客様に提案する立場のリノベのプロが、どのように物件探しやリノベーションを行なったのか、ユーザーとしての迷いや悩みなどのリアルボイスとプロならではのノウハウや工夫を紹介していきます!
一人目に紹介するのは、リノベる。の設計デザイナーである平尾さんです。グレーを基調とする落ち着いたカラーリングに、絶妙な照明配置により雰囲気を作る美しい住まいには、思わずため息がこぼれるほど。
それではまず、平尾さんのリノベーションのキッカケを聞いてみましょう。
(文:村崎恭子)
フルリノベーションに惹かれ転職
平尾さんが「リノべる。」に入社したのは4年前。前職は約10年間、自社施工のマンションのお客様に対しリフォームの提案・設計をしてきました。お風呂や給湯器を新しくするなど、部分的な施工が多かったといいます。
そんな中、年に数回あったフルスケルトンでのリノベーションで「フルリノベーションって楽しいんだな」と感じ、リノべるに転職。現在は、お客様の所有している物件に対してリノベーションの提案・設計・施工を行う「リノべる。mine」のデザイナーとして、リノベーションの楽しさを日々噛みしめています。
子どもが生まれ、リノベーションを決意
賃貸暮らしだった平尾さんが、中古マンションを購入して自身でリノベーションの設計をしようと考え始めたのは、子どもが生まれ、将来の暮らしを考えたことがキッカケでした。
秩序的で清掃性の高い空間を目指した
この家のコンセプトは「ノイズのない家」。たしかに、物が少なく整っている印象を受けますが、平尾さん夫妻にとっての“ノイズ”とは何だったのでしょう。
前職の同僚でもある奥さんが求めたのは、掃除のしやすさ。すると、おのずと物が隠れ、無駄な要素が削ぎ落とされていったと言います。
そんな空間を引き立たせるために、平尾さんが何よりこだわったのが照明です。ライティングデザイナーである大学時代の同期に依頼し、デザイナーとして新たなチャレンジを試みました。
遊び盛りの息子さんのために、リビングに小上がりのスペースを設計。将来は子ども部屋になる予定です。
とは言いながらも、「小上がりの上だけは散らかってもいい」と許容範囲をしっかり作ることで、秩序的な空間で小さな子どもとの暮らしを実現することができているようです。
次回は、平尾さん夫妻がこの物件と出会うまでの経緯を聞いてみたいと思います。
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staff profile
平尾幸司
「リノべる。mine」の設計デザイナーとして、すでに物件を所有しているお客様向けに、リノベーションの設計〜施工まで一貫したサービスを行なっている。前職では約10年にわたり自社施工のマンションのお客様に対しリフォームの提案・設計を担当していた。