リノベるの一棟リノベーション技術統括部とは?一般的な現場管理との違いを都市創造本部 技術統括1課 課長の大久保さんへ聞いてみた
こんにちは!リノベる人事の鎌塚です!
このnoteでは、応募者の皆さまからよく質問いただく具体的な仕事内容や人、社内の雰囲気など、様々なリノベる情報をお届けします。
今回のテーマは、「リノベるの一棟リノベーション技術統括部とは?一般的な現場管理との違いを都市創造本部 技術統括1課 副課長の大久保さんへ聞いてみた」です。
リノベるは、CRE戦略推進と利活用ソリューションを法人向けに提供するプラットフォームを構築、「都市創造事業」として、土地・建物・インテリアを切り口に不動産の価値向上や利活用をワンストップでマネジメントしています。今回は都市創造事業の中でも主に施工現場の管理を担当している部署である都市創造本部 技術統括部 技術統括1課 課長の大久保さんにリノベるならではの特徴をインタビューいたしました!
都市創造本部 技術統括部 技術統括1課 課長 大久保さん
自己紹介
ーー大久保さん、本日はよろしくお願いいたします。
簡単に自己紹介をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
都市創造本部 技術統括部 技術統括1課 副課長 大久保です。
私は2018年にリノベるに入社して現在6年目になります。
前職はハウスメーカーや改修工事を専門に扱う企業で、合計8年ほど在籍していました。
現在の業務としては、主に新規案件のプロジェクトの施工計画から原価管理や受注後の工程管理や品質管理、安全管理などを行っています。
最近は監理技術者が必要な規模の大きな受注も増えており、主に資格が必要な案件を私たちの技術統括部が管理します。
事業や案件の特徴
ーー以前の案件の規模は、今とは違ったのですか?
全然違います。
私の入社当社の5、6年前は数千万円規模の案件が中心でして、1億円以上の案件はほとんどなかったですが、現在は数億円規模の案件受注も入り、最近は最大で数十億円規模と幅広く案件の受注も増え始めています。
ーーどうして規模の大きな受注が増えてきたのですか?
一番は事業の成長です。実績が増えると徐々に金額や規模が大きな案件も任せて頂けるようになりました。
こうした成長ができた理由はワンストップサービスであることが大きいと思います。
設計・施工だけではなく、事業化検証・情報収集段階から企画、デザイン、設計、施工、リーシング支援や運営マネジメントまでと行えることはリノベるの最大の強みです。
こうしたワンストップでの体制を整え、近年ではリピート案件も増え始めました。私の入社当時からのこうした成長は非常に嬉しいですね。
技術統括部とは
ーーそうなんですね。ワンストップとしての関わり方は、実際に技術統括部で現場管理をする際にどのように活かされるのでしょうか。
通常のゼネコンなどと違いはありますか。
一番の違いは施工が主な担当ではありながらも、その手前の企画や設計段階から案件に関わることです。
通常の施工管理は出来上がった設計図の通りに工事が進むように現場を指揮監督しますが、リノベるの技術統括部(テクニカルマネージャー)の場合は、そもそもの企画や設計段階から技術的な支援をします。企画・設計段階でも施工目線から着工後のトラブルを未然に防止したり、完工後により良いものにするためにはどうしたら良いのかということを社内外の打合せに参加し議論しています。設計の目線だけではなく、実際に現場管理をする立場だからこそ分かる部分はたくさんあります。
通常ゼネコンの場合は基本は施工が主な業務だと思いますが、リノベるはプロジェクトそのものをワンストップで行う体制だからこそ、各領域の専門チームが重なり合って案件に携わります。こうした関わり方が通常のゼネコンとは異なります。
ーーなぜリノベるは施工担当(テクニカルマネージャー)が企画・設計工程からも一部関わるようになったのですか。
リノベーションの場合はゼロから建てる新築とは異なり、既に出来上がった建物を扱うということが大きいです。
特に築年数が経過した古い建物は、設計当時の図面から読み取れる事前情報が少なく、建物がどのような手法で建てられていたのかをより正確に判断するためには図面だけを読み解くのではなく、直接現場を確認していくことが必要です。
そのため設計担当だけでは判断が難しい場面も多く存在しますので、実際に工事の管理をしている現場の目線から現地調査をし社内外ですり合わせをして計画を立てていきます。
新築であれば社内のノウハウが整っていれば全国どこでも同じ建物が建てられますが、リノベーションはそうはいきません。また、リノベるの場合はただリノベーションをするだけでなく、元の建物を活かして新たな価値を見出すことを大事にしています。こうしたリノベるならではの価値を生み出すにはそれぞれのスペシャリストが連携し合いながら案件に向き合う事が重要なんです。
当時の設計・施工を担当された方の特徴や建てられた時代背景など非常に複雑な情報を読み解き、そのうえで今回の新たな計画の実現のためにどうするべきかをチームで検討し決めていきます。
それこそ事業ビジョンの「まちの新しい価値になる」ためにですね。
新築の案件も含めて、依頼者のニーズである事業の収益性や持続性、まちや社会への影響など、完成後を見据えた設計施工を行うためにも完全に分業ではなく、互いに連携し関わるようにしているんです。
ーーこれだけ聞くと非常に専門知識が必要に感じました。
そうですね。実際全く同じ案件はないですし、関わる領域も広がるので難しさもあると思います。
一方でリノベるにはテクニカルアドバイザー、通称「支援者」として活躍するゼネコン出身のベテランスタッフたちがいます。リノベるの社員は20代、30代といった若手社員も多いので、様々な場面で経験豊富な支援者にサポートしてもらい一緒に造っていくような関わり方をしています。
参考記事:【Vol.91】一棟現場で活躍する現場歴50年超のベテラン支援者。CREリノベーション急成長を支える影の立役者に迫る。
やりがい
ーーなるほど!それは心強いですね。
大久保さん自身が感じる仕事のやりがいはどんなところですか。
自分が主体となって工程の舵取りが出来ることです。
関係者を全て含めると100人、200人規模でプロジェクトを進めています。その規模の案件を自分が主担当として色々な人の知識を借りてゴールまで持っていくことがやりがいです。
ーー多くの関係者を巻き込みながらプロジェクトを進めていくことは非常に複雑で難しさもあると思いますが、大久保さんがプロジェクトを進めるにあたって意識していることはありますか。
一言で言うと、リノベるのバリューである「中(うち)から目線。」です。現場と発注者を繋ぐ役割として、特に複雑な案件ほど相手がどう思うか、相手の「中(うち)側」に立って考え、丁寧に理解し、汲み取りながら進めています。常に先を見据えてどう進めるか考えていくためは、まずは現時点の状況を正確に理解することが必要です。そのため相手以上に相手のことを考えながらもっと良くなるためにどうしたら良いかを日々模索しています。
ーーありがとうございます。最後にこれからリノベるのテクニカルマネージャー職を目指す方はどんな方が向いていると思いますか。
関わる部分が広いので、その分責任を取る領域も増えますが、それだけ自分が出来る領域が広がっていくことも感じやすく、一つの案件が完工した時のやりがいは非常に大きいです。
よって、単純な現場管理だけではなく、施工を軸としながら前後の工程まで領域を広げて主担当として自身の案件を責任をもって管理したいという方や、そうした業務領域が拡大することを楽しめる方が向いているのでは、と思います。
まとめ
リノベるのワンストップサービスは単純に分業化された担当制ではなく、各部署の専門担当が互いに連携し合いながら一つのチームを組みプロジェクトを進めていくことの難しさとやりがいを感じたインタビューでした。
建物完成後の持続性や長く使われていくことを重要視しているからこそ、施工担当者が企画や設計段階から案件に携わり設計段階から先回りした技術的支援を行うことで、通常のゼネコンの施工管理では関われない業務領域で力を発揮できること、という理解につながりました。
また、個人としても単なる施工の主担当としてのキャリアだけでなく、関係各所を巻き込みプロジェクトを進めていくなど、現場管理の経験を活かし、全体俯瞰できる主体者としての担当者になりえるという、非常にマーケット価値の高いキャリアになるということも感じました。
これまでの施工管理経験を活かしながらも前後の工程にも職域を広げ新たなチャレンジをしたい方のご応募を是非お待ちしております!
ーー大久保さん、ありがとうございました!
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