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【11/25(土)〜】名作を身近に。ル・コルビュジエや黒川紀章など『建築家の椅子30脚展』@南青山

こんにちは。リノベーション会社のリノベるです。

2023年11月25日(土)~、 リノベる。表参道(東京都港区南青山5丁目‐4‐35 たつむら青山ビル)にて、『建築家の椅子30脚展』を開催します。

『建築家の椅子30脚展』概要

■日時:2023年11月25日(土)26日(日)
    12月2日(土)3日(日)9日(土)10日(日)
    11:00~16:00(最終入館:15:30まで)
■場所:リノベる。表参道「b1./ビーワン。」(東京都港区南青山5丁目‐4‐35 たつむら青山ビル 1F)
※東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」B1出口徒歩5分
■入場:無料・予約不要

どんな展示会?

国内外30名の建築家により近現代に設計された椅子30脚を展示販売します、というと玄人向けのマニアックなものをイメージされるかたもいらっしゃるかもしれません。
が、今回はシーンとした会場を無言で椅子を1脚ずつ遠目に見てフムフムとうなづくような、かしこまった味わい方をする展示会ではございません。

これからリノベーションされるかたや、暮らしをもっと充実させるためにインテリアの工夫をしていきたいと思っていらっしゃるかたにも気軽に楽しんでいただけます。

名作と言われる椅子や、日本には出回ることがほとんどない椅子、ここ数年SNSでもよく見かける人気の椅子の「プロお墨付きの本物」を展示します。さらに、お試しで座っていただけ、気に入ったものがあればご購入いただける、というスペシャル内容になっています(※試座の際はスタッフへお声がけください)。

「建築家なんてまったく知らないよ」というかたでも、ル・コルビュジエや黒川紀章、ジャン・プルーヴェの名前は聞いたことがあったりなかったり……?
建築家自身の名前は聞いたことがなくても、実は彼らのデザインした椅子にどこかで座ったことがあったり、見かけたことがあったりするのが名建築家と言われる所以。

そんな価値あるデザインに触れていただくことで、「こんな椅子もあるのか」「こんなデザインも意外といいかも」「あっちよりこっちの椅子が好みだな」と自由気ままにいろいろと感じていただけたら嬉しいです。

『建築家の椅子30脚展』の椅子をいくつかご紹介します

ここからは、今回展示する椅子とその椅子を生み出した建築家について少しご紹介します。

High Back Chair(黒川紀章)

High Back Chair by Kisho Kurokawa black

黒川紀章によるEDOシリーズの中の一脚。このシリーズは、シンプルな日本の伝統美と伝統的な漆塗りの表現、江戸のマス型を象徴的に引用し強度を高めることにより、江戸文化を現代に活かし明日の生活空間を担う一つの未来を示した作品となっています。

Girafa Chair for the Bread museum(リナ・ボ・バルディ)

Girafa Chair

ジオ・ポンティに師事し、サンパウロ美術館の立ち上げのため招致された夫と共にブラジルへ渡った女性建築家リナ・ボ ・バルディがブラジルのサルヴァドール「ベナンの家」のレストランのためにデザインしたチェア。「ベナンの家」とは、アフリカのベナン共和国出身者が多いサルヴァドールにある、リナ・ボ・バルディが設計を手がけた施設です。フォルムとアフリカにちなんで、「Girafa chair(キリンの椅子)」と名付けられています。本品はBread Museumのために作られた特別版を直接BRAUNA工房から譲り受けた大変貴重なもので、木材が通常版よりさらに金色で、重量感ある仕様。

1969's FRP Bench for kotobuki(長谷川逸子)

1969's FRP Bench by Itsuko Hasegawa for kotobuki

菊竹清訓建築設計事務所デザインのベンチ。1969年製。椅子メーカーコトブキ社のために制作された椅子のベンチタイプ。デザインは当時在籍した長谷川逸子氏が担当。コトブキ社製で座面は FRP、脚部はスチールで作られています。弊社オーナー菊竹清訓の作品である館林旧庁舎の保存活動を行なっている兼ね合いから話があり長崎県のバス停で使用されていたものを譲り受けたものであり、市場に出ることは滅多にありません。

1970s Low Chair by Junzo Sakakura and Cho Daisaku(長大作)

1970s Low Chair by Junzo Sakakura and Cho Daisaku

坂倉準三建築研究所の所員であった長大作による低座椅子。彼が歌舞伎役者の八代目松本幸四郎の邸宅を設計した際に和室の暮らしを快適にするためにデザインされました。今では様々な旅館や施設に導入され、60年以上愛され続けるジャパニーズモダンの名作家具です。

White “Alta” Lounge Chair (オスカー・ニーマイヤー)

White “Alta” Lounge Chair by Oscar Niemeyer

ブラジル人建築家、オスカー・ニーマイヤーによるデザイン。ブラジルの首都ブラジリアの主要な建物設計に携わり、1987年世界遺産に登録されました。White “Alta” Lounge Chairは、2019年4月2日〜5月19日に、トミエ・オオタケ・インスティテュートで行われた展覧会「Oscar Niemeyer - Territories of Creation」で展示された作品です。天童木工が製作した木工のフレームではなく、スチールが使用されています。

Anebotak Chair (ボレック・シペック)

Anebotak Chair Borek Sipek

1990年年代ボレック・シペックがイタリア モダン家具の代表的ブランドであるドリアデのためにデザインしたアネボタク・チェア。ミントブルーのラッカー塗装仕上げ、銅製の穴あきシート、真鍮製の穴あき背もたれ、木製ハンドルで構成されています。多素材によるコンビネーション、クラフトとポストモダンの融合を試みた作品。ボレック・シペックはチェコ出身の建築家兼デザイナーで、個性的で珍しい、カラフルで豊かな作風が特徴的です。


MR20 Lounge Chair (ミース・ファン・デル・ローエ)

MR20 Lounge Chair by Ludwig Mies van der Rohe

ミース・ファン・デル・ローエによって1927年にデザインされたMRコレクションの一つ。革張りの同モデルもある中、籐素材を使用したこのチェアは彼の最初期のスチール作品と言われています。自然的な籐と対照的なスチールパイプをフレームの素材として選んだのは、バウハウス時代の仲間であったマルセル・ブロイヤーに影響があったとも言われています。

LC1 (ル・コルビュジエ)

Le Corbusier LC1

ル・コルビュジエと、彼の従兄弟のピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンとの共同デザインであるLC1。スリングチェア、バスキュランチェアとも呼ばれています。20世紀に作られた椅子の中でマスターピースのひとつに数えられる名品。装飾を排し機能性を追及したこのチェアは、「住宅は住むための機械である」という彼の言葉がよく表現されている一脚です。

1980’s Arm Chair “2092” (エンツォ・マーリ)

1980’s Arm Chair “2092” Designed by Enzo Mari for zanotta

イタリアの偉大な芸術家エンツォ・マーリ(エンゾ・マリ)がデザインした1980年代ザノッタ社製のアームチェア。彼は建築家として、家具デザイナーとしてのあらゆる分野を横断し多岐にわたる名作を残しています。本モデルと同時期にデザインされた〈No.32/Tonietta〉の姉妹モデルとされ、脚部はトニエッタと同じくアルミニウムの鋳造。座面はクッションの入った本皮で、とても座り心地が良い仕様となっています。アート、オブジェ、実用品としての椅子が融合されており、知名度の高いトニエッタよりも市場に出ることの少ない大変貴重なモデルです。

Armchair « CPDE » (ジャン・プルーヴェ)

Armchair « CPDE » Designed by Jean Prouvé

1934年にデザインされたC.P.D.E.チェアは、フランスの建築家でありデザイナーであるジャン・プルーヴェの初期の作品です。この年、プルーヴェはパリの電力配給会社(CPDE)が開催した新本社のための家具設計競技に勝利し、オフィス家具一式を手掛けることに。このチェアを含め、その中で製作された家具はその後のプルーヴェのオフィス家具の基礎となったことから、彼自身のキャリアの足掛かりになった一脚とも言えます。

きっかけづくりの体験型椅子展

椅子のご紹介を読んでいただいて、どんなことを感じられたでしょうか?実は今回の展示品には、椅子マニアも「マニアックですね」というほどレアな椅子も含まれています。
解説を聞いてやっぱり敷居が高いと思われたかたもご安心ください。もちろんメジャーどころの椅子もしっかりセレクトしております。椅子・建築好きのかたにも、インテリアビギナーのかたにも楽しんでいただけます。

貴重な椅子を身近に感じていただき、これから先インテリアを参考にするときにチラリと思い出していただけたり、インテリア選びの選択肢をほんの少し広げていただけたら嬉しいです。

おうちにヴィンテージ椅子を取り入れたいかたはもちろん、名作椅子をカメラに収めたいかた、2023年最後になにか特別な体験がしたいというかたも、お気軽ご参加ください。スタッフ一同楽しみにお待ちしております!

『建築家の椅子30脚展』

■日時:2023年11月25日(土)26日(日)
    12月2日(土)3日(日)9日(土)10日(日)
    11:00~16:00(最終入館:15:30まで)
■場所:リノベる。表参道「b1./ビーワン。」(東京都港区南青山5丁目‐4‐35 たつむら青山ビル 1F)
※東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」B1出口徒歩5分
■入場:無料・予約不要

スペシャルゲストを招いて、インテリアを楽しく学べるトークイベントも!

『建築家の椅子30脚展』会期中の12/2(土)、暮らしを豊かにするインテリアのコツや、Vintage&Designプロダクトの取り入れ方が学べるトークイベントを開催します。

建築家の椅子展を見てヴィンテージの魅力はわかったものの、ヴィンテージチェア1脚を今のおうちに取りいれても浮いてしまいそう……。というかたにぜひ聞いていただきたい内容になっています。

2019年にヴィンテージマンションをリノベーションされたインテリアスタイリストの石井佳苗さんをお招きして、リノベーションやインテリアによる空間づくり、インテリアの選び方やコツ・お気に入りのもの、それにまつわるストーリーなどについてお話します。

トークショー「石井佳苗さんに学ぶ、暮らしとインテリア」

■日時:2023年12月2日(土) 13:00~14:00
■場所:リノベる。表参道
※東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」B1出口徒歩5分
■申し込み:下記フォームよりご予約ください
※予約制、先着順

トークショーのお申込みはこちらから

2日間限定!骨董通りで『Vintage&Design Market』も

トークショー「石井佳苗さんに学ぶ、暮らしとインテリア」を聞いて、ヴィンテージって楽しいかも!?とヴィンテージ熱が高まったかたに、さらにヴィンテージを身近に感じていただき、おうちに取りいれていただきやすくなる青空市場をご用意しました。12月2日3日(土日)の2日間の限定開催です。

青空市場『Vintage&Design Market』

■日時:2023年12月2日(土)、3日(日) 11:00~16:00
■場所:リノベる。表参道 エントランス
■参加:無料・予約不要
■出店:Archeologie Studio、Gallery NEO、NICK WHITE、PORTER SERVICES、Saten Proust(サテン プルースト)

場所は今回のイベントのコンセプトにぴったりの南青山「骨董通り」。
ヴィンテージ雑貨などを取り扱うショップ4店舗が集い、花瓶や器やリースなどのデザイン雑貨やヴィンテージ家具などを販売します。
コーヒーや軽食などを楽しめるカフェスペースもご用意していますので、スペシャルコーヒーやホットワインなどのドリンクで体を温めながら楽しんでいただけたらと思います。

ヴィンテージショップ4店舗が出店。ほかにもSaten Proustのドリンクや軽食も

『建築家の椅子30脚展』でも『Vintage&Design Market』でも、会場周辺のヴィンテージショップが掲載されたMAPをお渡ししています。ぜひお散歩ついでに気になるお店巡りもしてみてください。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にご参加ください。ご来場お待ちしております!

※トークショー「石井佳苗さんに学ぶ、暮らしとインテリア」はご予約制です。
▼ご予約はこちらから


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